所感
変化の大きい月だった。カナダに引っ越して2ヶ月目。ハネムーン期間が終わったといえば大げさだが、とりあえず生活のセットアップも終わったので、まだ探索中ながらチャレンジを定め色々動いてみた月。新しく開けたものもあれば、思い通りにいかないことも多かった
1. Polar Bear & Cold Plunge
- 生まれてビーチから徒歩5分のところに住んでいる。カナダというと寒そう/豪雪のイメージが強いのだけど、バンクーバーは西のはじにあり結構温かい。東京より3-6度くらい低いくらいなんじゃないかと思う。とはいえ1月は0度近くにもなることもあったのだけど、うら寒いビーチを歩いてると、必ず海に入っている人がいる(誤解を恐れず主観で言えば、白人のおっさんが多い)。別にウェットスーツとかもなく、普通に入っている
- 皆気になるものかと思ってたのだけど、相方は全く気にならないようで、たいてい散歩の際は迫りくる(大型)犬たちに夢中な一方、私はおっさんを凝視するアクティビティを週1-2回している。なぜかはわからないが気になるんだったら入ればいいじゃん、と言われ、それもそうかもと思っていたら、幸い1/1にPolar Bearといって、皆で海に入るぜ(要は寒中水泳)のイベントがあった。どうも100年の歴史のある由緒正しいイベントのようで、当日は千人を超える老若男女がいっせいに海に入り、ちゃんと温かいテントやライブもあった。実質水に入ってたのは10秒もないくらいな気がするが、しれっと記念バッジももらってご満悦。1回入ると壁を超えた感じがして気が大きくなって、翌週には近所のビーチで毎週11時から水に入るというCold Plungeという団体(をmeetupで見つけて)参加。Polar Bearでは10秒でヒーヒー言ってたが、意外と5分水に入れた。外気温は3度
- 別にそれで何が開けたわけでもなく、その団体にもそれ以降参加してないのだが、何かを超えた感覚がよくて、いざとなれば(?)いつでも入れるぞという気持ちで散歩できるようになったのはなんか、2メートルくらい世界が広がった感がある。ちなみにCold Plungeの中の人たちはめちゃフレンドリーで、10分で呼吸法とか教えてくれて、入ったあとはじゃあまた!というなんとも気持ちの良い会合だった。東京でもこうしたイベントなり会合は探せばあったのだろうけども、特に探そうという気もならなかったので、これは新しい街に移る副産物なのかなと思う
2. 大雪 & 大雨スキー
- 前段でバンクーバーはあまり寒くないということを書いたが、1月は1日だけめちゃくちゃ雪が降った日があった。インスタの反応は「カナダっぽい!」という反応が多くて、そうでもないんだけどなと思いつつ、作業ほっぽりだしてエンジョイした。近所に坂があって、そこで人々がソリをしたりスノーボードをしてたので、自分もスキーを引っ張り出してひとしきり楽しんだ。学校も休学になってたので子供たちもいたが、はしゃいでるのは大人のほうが多かった気がする。バンクーバーの良いところは自然の近さ。人口は東京の1/10で飲み屋や安くてうまいレストランも(だいぶ)少ないので、郷に入れば郷に従えというか、自然との近さをレバレッジするのが一番だ
- また、スキー場も近い。ダウンタウン(繁華街)から車で30-45分くらいでいけるスキー場が3つある。こっちの友達に乗せてもらって、金曜日の午後にスキー場に行った。16時台にはゲレンデについて、バンクーバーを一望しながら滑る。リフト代は決して安くない($70)のだが、平日にもさくっといける体験がなんともよい。ハハーンこれぞカナディアンエクスペリエンス〜と悦に入ってる間に、バンクーバー恒例の雨が降ってきて、結局後半1時間以上は豪雨の中でスキーをしてた(そんなに楽しくない)。そして普通に風邪も引いた。今年の冬は暖冬だそうで、サッカーに行けば暇にしているスキーインストラクターが暇そうにしてたし、先日までニセコに行ってたスキーガチ勢の近所の友人ジョニーも浮かない顔をしていた
3. 茶をしばきまくるのです
- 今月のKPIの一つは何人新しい人と(オンラインまたは対面で)会うか?というところに置いていた。いわゆるこっちでいうところの”Networking”というやつである。思い返せば京都 —> 東京に新社会人で出てきた際も、思ったより東京に知り合いがおらず(そりゃそうだ)、やたら人に会ってた時期があった気がする。そのときのフレッシュな気持ちを思い出しつつ、というのもあるが、「そうか自分は異国に来たんだなァ」と感じることが多かった
- カナダは移民が多い。まだ自分も「移民」という自覚があるかというと微妙なところなのだが、多いところでいうとインド、イラン、そして香港といった国々から永住を前提として移ってきている人がたくさんいる。学生として来る人もいるし、母国での就労経験を踏まえて来る人もいる。共通して言えるのは”not easy”ということ。学校はまあお金を払えば入れるところもあるが、簡単に仕事得たぜという人はほぼ聞いたことがない。意外とイギリスやニュージーランドといった近しい(?)国から移住してる人もいるのだが、彼らも「特に1つめの仕事を得るのはめちゃ大変」と口を揃えて言う
- 試しにこちらでの仕事にアプライ(応募)してみても、無風。学歴にしても職歴にしても、ブランドで通じるみたいなのは全くといっていいほどない。ひえーまじかーと驚いた自分もいて、相方からは「まあちょっと考えればわかってたことだよね」と温かい160kmのストレートを受け取り、あぁほんと自分はまじでノープランでこっちに来たんだなァとアホ丸出しの感想を抱いた。ただまぁでも物理的にいない状況で探すのはもっと大変なので、日本からアプライしまくって全部NOで渡航するのは(それでもしてたと思うけど)、それはそれでつらい気もするのでまぁいっかと今はひとりごちしている
- そう、ということで茶である。移民が多いという事はある意味移住した先輩が多いということで、友人に紹介してもらったこちらの知り合いには「普通にアプライしても意味ないから中の人をLinkedInで探してとりまメッセージして茶をしばきたまへ(意訳)」とアドバイスをもらって、紹介してもらった人にまた人を紹介してらもらうわらしべ長者(金ないけど)ムーブをしたり、人に会うためにバスで2時間のスキーリゾートウィスラーに日帰りで行ったりもした(スキーしてない)。1月は、過去の自分の知り合いとのキャッチアップも含め、12人に会った
- 運動や自炊という意味ではルーティンが固まりつつ、はじめて毎月固定額ではない収入を得ながら生きていくということもそうだが、「あんた何してはるん?」という一般的な質問に「うーんなんやろ」というのが正直な答えであるこのふわっとした状態を、正直今、楽しい!最高!と思えてるかは微妙なところ。変化も多いので、日々の中ではups and downsもある。ただ、こっちに来なければつながることもなかった人と言葉を交わしていることが増えているのは事実だし、身銭を稼ぐすべというか、まあいけるかもという感覚をつかめたのは収穫だったかなと思う
1ヶ月の時間の使い方
今月 | 先月 | 増減 | |
---|---|---|---|
飲み会 | 7 | 7 | 0 |
運動 | 17 | 26 | -9 |
- 引き続き運動をしている。雪でサッカーが減ったこともあるが、だいたい週3のジム+サッカーも週3回。1日にサッカーの試合が2回あることもあり、何を目指しているんや自分は・・と冷静に思う瞬間もあるが、まあここ数年で一番体重も軽くなってるし、そうすると足も早くなる(はず)なので、割と自分の体の状態には満足している
- 最近は様々なことを期間限定でさばくことも多くて、自分も混乱してくるのでGoogleカレンダーでprefixをつけて管理するようになった。で、最初は結構細かく色分けをしてたのだが、カレンダーがカラフルになってもわけがわからなくなるので、自分が何に時間を使いたいのか?ということを3段階に分けて、prefixをその3色に割り振って、なんとなく自分が計画している感じが順調なのかを見るようにした。例えば上記で書いた人に会うのはprefixが”mt”で優先度1、運動は”sp”で優先度2、など。これはそこそこワークしているような気はする。そしてこの分類は毎月とは言わずとも結構変化があるなという気がする
- 例えば運動する(ジム行くとかサッカー行くとか)は、自分を鼓舞する意味でも12月までは優先度1だったが、ジムもサッカーもルーティンが固まってきた(=習慣化した)ので、優先度を下げるようになった。習慣化するまでは一定の強度を要するが、それを過ぎると慣性でなんとかなるので、とりあえず3色くらいに分ける方法は良い気がする
読んだ本・買った本
今月のベスト: BLUE GIANT SUPREME
BLUE GIANTは映画が最高すぎたので大好きなのだけど、漫画は読んだことがなかった。なのだが、なんとバンクーバーの市立図書館に日本語で揃っていて、嬉しくて借りて一気読みした。とくに第二弾のSUPREMEは修行先が海外なので、(自分は全然音楽関係ないんだけど)勝手にじーんとしていた。バンクーバーはあまりミュージックバーは見つかってないのだけど、いい感じのジャズバーは1軒あって、通いたいなと思っている。
買ってよかったもの
ハンドブレンダー
- こっちのドラッグストアで衝動買いしたものなので特にリンクもないんだが、ハンドブレンダーがめっちゃよい。要はスムージー製造機なのだが、冷凍フルーツ買ってくるとか、ヨーグルトとプロテイン混ぜるとか。日本にいたときから思っていたが、玉ねぎのみじん切りは人間のすることではないと思っているので(しかもこっちの玉ねぎは涙成分が強い気がする!)フードプロセッサーを買おうと思ったところ、ハンドブレンダーにもなるやつがあったので買った
- 私というより相方がほぼ毎日使うくらい愛用しているのだが、私はプレーンヨーグルトとチョコ味のプロテインの組み合わせがうますぎて一度お腹を壊したくらい一生飲んでいる
観て/聴いて印象に残ったもの
これめっちゃおすすめ。一生見れます。
今月の5枚
また5枚超えちゃった。そのうち収まるはず。
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