年報&12月月報: Raincouver、サッカー加入、バズ

今回は年末なので1年のざっくりした振り返りも最後に載せています。

年報

昨年(2022年)の一言は「継続」で、仕事や趣味の習い事などが色々続いた。2023年はというと、1年前の自分は「来年のテーマはシンプルに「海外」です。公私ともにやっていくぞ!な気持ちです。」と書いていた。昨年同様「仕事」「ライフ」に分けてさくっと書いてみたい。

仕事

  • 海外と書いていたのは、まさに1年前に会社としての初海外案件になりうるものに関わっていたから。経営企画という本来のやることをグイッと離れ、事業開発(≒営業)に取り組んだ。結果的には案件にはならず、3月頃で案件自体は収束してしまった。色々な要因はあるとはいえ、主担当で案件が獲れなかったのは申し訳ない気持ちだし、悔しい
  • 他方で、それほど海外志向の人が多くない会社の中で、(主観だが)「海外」というものへの一時的な盛り上がりは感じられたのはよかった。加えて、CEOと二人三脚でやってた案件であったが、10年前のモルディブへの新婚旅行以来海外に行ってなかったCEOが「もうここ住んで仕事したいわ」と漏らすような変化のきっかけが生まれたのも良かったと思う
  • 個人的には、自身の語学力だったり海外で働いた経験等が活きたなと感じる部分はあり、自分が活きる仕事をするのは気持ちが良い、事業開発というか点とる仕事がしたい、そしてやはり海外に出たいという気持ちを再確認できたのは良かった

ライフ

  • 1年前はまだ具体プランにはなっていなかったが、無事にビザをとってカナダに引っ越すことができた。2ヶ月先にいった相方が生活をセットアップしてくれていた恩恵も大きいが、新しい地で色々な登録や手続き、そして生活を組み立てていくということをこなせた自分はgood jobと言ってあげたい
  • 2022年に培った継続力のおかげもあってか?、新しい地でも日本でやってたことも継続しつつ 新たなものにチャレンジしていくという素地ができたんじゃないかと思う。それは日本での仕事の繋がりの継続という意味もあれば、クロスフィットも続けることでリズムができたという側面もある
  • 基盤はできた(great)。新しいことのトライも始められている(good)。ただ、この地に数年はいることになると思うので、もっとこの地に切り込んでいきたい(戦いたいわけでなく、単に馴染んでいきたい)。そのためにはもう少しギアは上げる必要はあるなと思っている

来年に向けて

変数が多くて来年1年を見通すのは難しいのだけど、テーマは定着かなと思う。カナダ・バンクーバーで生活していくことは思ったよりスムーズ。行政系の手続きとか銀行も結構ちゃんとしてたし(失礼)、物価は高いがお金を出せば日本の食品とか調味料も手に入る(納豆も)。まだ月の収支はマイナスで貯金を切り崩してる状態だが、トントンに持っていくこともできなくはない気がしている。ただこっちで長い期間(数年+)生きていくという意味では、もっとこっちの世界に入り込んで、ただ暮らすだけじゃなく定着していきたい。(サッカーチームでスタメンにも定着したい)

=== 以下、12月の月報 ===

所感

Raincouver

  • バンクーバーに移ってきて1ヶ月半が経った。最初の数週間は結構晴れてたので、うかうかしていたが、普通に日々雨の日々が始まった
  • バンクーバーは雨が多いのでRaincuverと呼ばれている。肌感としても冬はデフォルトが雨なのでその通りだなァと感じる。ただ年間降水量を見ると東京が平均153cm、バンクーバーが146cmらしい。おそらく夏はずっと晴れてて、冬は一生雨(or 曇)なのでそう感じるのだろう
  • 外出が好きなので、雨より晴れてる方がいい。でも雨が降ってるので仕方ない。サッカーも基本「Rain or Shine」と言って雨天決行なので、ぐちょぐちょの芝生の中でやってる。ジムで一緒のマッチョのグレンは「この街で雨を言い訳にしてたらなんもできへんで!」って言ってた
  • 天気は生活様式に影響を与える。おしゃれ着はだいたい水に弱いので、防水・撥水の服や靴が最前列になる。後述する、バンクーバー発のVessiという完全防水のアパレルブランドの帽子・手袋・靴・靴下をコンプリートして、今日も日々出かけている
  • 東京にいた時は天気予報なんか大して見てなかった気がするが、こっちは晴れが貴重なので天気を気にするようになった(暇なのもあると思う)。晴れると、出かけねば!という内なる圧が高まるので近所のビーチへ散歩したり、気分がのればサイクリングに行ったりなど、一人パタゴニア式ライフを送っている

バンクーバーの社会人サッカーリーグに入った

  • 特に大志も資産もなく引っ越してきたバンクーバーだったが、出発前に仲良い友達に「向こう行ったらしたいこと」で1番はじめに出てきたのが「サッカーチームに入りたい」だった
  • サッカーは小学校の時やってたけど、大してうまくはならず、中学に入ったらやめてしまった。ここ10年はたまに友達に誘われてフットサルやってたくらいだったが、去年のW杯で生粋のにわかファンとして盛り上がり、そこで何を思ったか「俺も蹴りたい、空いたスペースに走り込みたい」と思って今年に入ってからちょくちょくやってた。とはいえ東京はそんなサッカーコートが色々あるわけではないので、月1程度。次のW杯は北米(カナダ・アメリカ・メキシコ)なのでそれに向けて北米もサッカー盛り上がるだろいうという雑な想定で、サッカーチーム入りたいと思っていた
  • 晴れてバンクーバーの社会人サッカーリーグ(チーム)に入れたわけだが、わりと大変だった。そもそもこっちの社会人サッカーリーグはやたらちゃんとしていて、1-4部リーグあるし、35歳以上限定のリーグもある。チームはお金を払って登録し、メンバーもきちんとパスポートとか提出して登録しなくちゃいけない(助っ人とかバレると罰金)。毎試合芝生のコートで90分、審判もつく。そして皆めちゃ審判とファイトする
  • チームはfacebookのグループで探した。Pick up soccerと言って、どこそこに集まって今週末サッカーするで、みたいな投稿やチームのメンバー募集やチーム入りたいみたいな投稿がたくさんある。そこに「どっか入れてくれ〜」みたいな投稿をして連絡をくれた2チームに見学いって、1つに入った(リーグが9月くらいから始まってたというのもあって、募集中のチームはあんま多くなかった)。入らなかった方は、自分のレベルが高くなかったので、ハッキリとは言われてないけど「ちょい厳しいね」みたいな感じになった。監督やコーチがいるチームもあって、今のチームメイトでも、「前のチームの監督が変わって試合出れなくなったので移ってきた」みたいな人もいた
  • 自分が入ったチームは1-4部の中の3部のビリのチームで、割と新しいのでまとまりはあんまなく、かつ負け続きでムードも微妙なのだが(笑)、まあ人数不足なので大してうまくない自分も出場機会が得られるのでいいやと思っている。2月まで毎週末試合があり90分走らないといけないので、ちゃんと運動せねばというモチベになるし、最近はやたらとサッカーの本を読んでいる。ポジションは今のところ右サイドハーフ。90分走り切ること、そして点取ることを目指して頑張っていきたい。1月からは別の7人制のチームにも入ることを検討している

バズった

  • この個人ブログだったりnoteだったりmediumだったり、各所で書き散らすという所作を繰り返してきている。この個人ブログは友達が読んでくれたらいいな的なもんなので大してPV数はいかないのだが、noteはたまに伸びることがあって、先日飲み会について書いた記事は過去一番読まれて、いわゆる「バズった」という体験をした
  • noteだと細かい解析が見れないので肌感でしかないが、10万弱のPVのうち、数万はTwitterでガレソにツイートされた影響が大きそう。あとははてなブックマークでもかなり上位にいたので、その影響もあるかもしれない。特にガレソは治安悪そうと思ってたのでビビってたが、まあアンチっぽいコメント*はちらっとあったものの割と無風だったのでよかった
  • 今回は実験的に、記事に値段をつけてみるという取り組みをした。書くことがお金になるのか?というのもなくはないが、シンプルに人は記事にお金を払うのだろうか(※厳密には後述のように全文無料で公開しているので投げ銭なのだが)というところに興味があった。10年以上前に大学受験の体験談を買いてお金をもらったがことはあったが(にのって5万円くらいもらった)、10年ほどやっている書くということでお金をもらったことはなかった。
  • 値段は、北米のかけうどんの値段を参考として550円とした(なおKake-udonは23/12現在$5.95なので日本円にするともうちょい高い)。ただ書いてる身としては見られる方が嬉しいので(日本全国の楽しい飲み会の絶対数が増えてほしい)、全文は無料公開して投げ銭形式とした
  • 結果。直接は面識のない方も購入してくれ、中には記事購入のほかにサポートという形で投げ銭してくれた方もいた(ありがとうございます)。同時にこれでメインの収益を得ていくのは大変だなとも。基本的に思ったことをタラタラと書くスタイルなのでデフォルトで値付けをすることはあまり想定してないが、人様の役に立ちうるかなってものができたときは投げ銭形式でやるのは、人がどういうものに反応するのかを見る意味では面白いかもと思った
  • 年末のnote公式ツイートで再度取り上げられてて、吉本ばなな先生に並んでたのが個人的にはハイライト

仕事をとるということ

  • 仕事に関しては割とノープランでバンクーバーにきたので、気合入れて独立!という感じでは全然ないのだが、冷静に考えると独立というか、フリーランスの人になった(なんかマヌケな感じである)。これまで10年は4社いたけど、全部会社員をやってたので、毎月お給料が口座に振り込まれていた。今は(当然だけど)仕事を取るかこっちで就職しないと、毎月ほっといてもお金は入ってこない。(そんなに厚みのない)貯金を切り崩しながらぼちぼち生きてるので、すぐに困る感じではない
  • こっちに来てからや来る前後で、ありがたいことに色々とお声がけをもらって、こういうの手伝ってもらえないか〜みたいな話をいくつかさせてもらった。今は例えば50%以上を費やすようなガッツリした業務委託は想定してないので、どちらかというと期間限定とかワンショットのものが多いが、自分の稼働を増やしたり、あとは値付けによって自分の収入が動くというのは中々新鮮な体験である
  • 今の自分は貯金を切り崩しながら、というのもあるのでこの体験を新鮮だなァと思いながらやっているが、基本的に1年とか6ヶ月とか、長期の契約があるわけではないので、突然契約解除ということもなくはないだろうし、期間限定のものが増えれば、継続的に案件を取らなくてはいけないという側面もある。「こういうの手伝ってほしい」と相談を受けて、話を聞いているうちにそれは違う問題だね、となって(穏便に)これは案件になりませんねということもある。この辺は得意不得意というか、好き嫌いがありそうだなと思う。今は頂いた話はありがたく聞いて、というのを回しながら様子を見ていきたいと思う。その中でも、自分の経験や能力が特に活きるものはあるのだろうなと思っていて、12月は知人の紹介からそういうものにも関わらせて頂き、良き事業や経営者の方と接点を持てたのはとても良い経験だった
  • ちなみにお金云々はさておき、ずっと会社員をやってたので、やることなくなると飽きて不安になるのでは?という一抹の不安もあったが、自炊したり、そのための買い物したり、運動したり(めっちゃ運動してる)、あとは山や海を眺めたり、「なんもしなくても一日というのは過ぎていくんやなァ」とマヌケなことは思っている今日この頃である

1ヶ月の時間の使い方

今月 先月 増減
飲み会 7 4 +3
運動 26 14 +12
  • やたらと運動をしている
  • 東京でもやってたクロスフィットに週3回通い、毎週末サッカーの試合があり、あと近所にテニスコートあるのでテニスしたり、ランニングクラブに顔だしたりもしている。この前はじめましての人が多い忘年会(50人くらい)に参加させてもらった際は、「バンクーバーで何してるんですか?」って聞かれ、「うーん。運動、ですかね」と言って3秒/人くらい表情が固まるやりとりをn回したのが懐かしい。バンクーバーは良いランニング/サイクリングコースもあるし、テニスコートもサッカー場(芝生)も基本無料開放されてるので、運動というかスポーツが好きな性格でよかったなァと思う
  • 飲み会は月33回やってた時代からはだいぶ飲み会が減ったが、こっちでも知り合いが増え始め、飲み会の基盤が整ってきているのは嬉しい

読んだ本・買った本

なにかにハマるとガーッと走ってくタイプなので、今月はやたらとサッカーの本を読んだ。流し読みも多いが、10冊以上読んだと思う。普通にうまくなりたいというのもあるが、テレビでもサッカー見るようになったので、選手って何考えてるんだろうというのも興味があって自伝も色々読んだ

今月のベスト:

マジでサッカーの本なので今の自分以外に特に需要はなさそうだが.. 「自分たちのサッカーをする」などというが、そもそも最適なやり方は相手がいて成り立つものなので、自分やチームのやり方を実現することにやっきになるのではなく、まずは相手を見てそれにあわせて最適解を考えるべき、という至極当然といえば当然のことを知り、なるほどな〜と思った。

ちなみに色々なサッカー選手の本を読んでみての感想として、サッカー一筋みたいな人の文章は(めちゃくちゃ失礼だが)あんま深みがなくて面白くないなと思ってしまった(某有名サイドハーフとか.. 選手としてはとても好き)。もう引退した人の本とかも読んだが、昔の方が根性論的なのは強くて、最近の人の方が色々とサッカー外のことにも目を向けて取り入れてるんだなと感じた。あと総じて海外移籍している人は(今の自分が海外にいることが大きそうだが)、海外に住むとかチームに馴染むみたいなチャレンジをしているので、その辺りは読んでいて面白いと感じた。

観て/聴いて印象に残ったもの

シルク・ドゥ・ソレイユを見に行った!昔ラスベガスで一度見たことはあるが、シルク・ドゥ・ソレイユはカナダ・モントリオール発のショーなので、カナダで見ることができてよかった。音楽もそうだが、「人間ってこんなことできるんや..」というものに触れるのが好きなので、行ってとても良かった。巻き込まれ一緒にいった相方も相応に感銘を受けていて、「こんな曲芸にに比べたら私の学業や面接とかの苦労なんで大したことないわ」と謎のモチベーションアップをしていた

ニンゲンッテスゴイネ

買ってよかったもの

  • Vessiはバンクーバーの有名校UBCの卒業生が作ったベンチャーで、完全防水のアパレルメーカー。雨の多いバンクーバーならではのブランドで、こっちではVessiの靴履いてると、「バンクーバー人だね!」と言われる
  • これを履いてると強い気持ちで水たまりにも迎えるし、雨の日も外に出るハードルが下がるので、靴(これが有名)をはじめ、靴下、帽子、手袋と一式コンバージョンしてしまった。バンクーバーにお越しの際はお土産としてもぜひ

今月の5枚 –> 10枚

実質移住1ヶ月目なので、感性高いので、多め

2月まで毎週末90分の試合があります。コートもちゃんとしてる

近所散歩してたら立派な(公共の)アイススケートリンクを発見した。レジの人今日いないんで無料!というなんともざっくりな感じもよかった

忘年会として我が家でタコパ!日本人の友達も増えてきました

だいぶ自炊も板についてきました。これはリュウジの虚無ステーキ

晴れたら外に出ていく体になった。これはある平日の午前、天気良かったので2時間くらいサイクリングしたときのやつ

はじめての我が家でのお泊り客はシアトルからの友達(と犬)。5個くらい下だけど13-14歳で大学入り、今は異国で起業してバリバリやってる彼女には刺激をもらいます

今んとこベスト3に入るやつ。こういうクラフトビールだけはこっちで買う方が日本の1/3くらいなのでよい

クリスマスはウィスラー🏔にて!ホワイトクリスマスでした

年越し@近所のビーチ。2024もアゲていきましょう

たまに「読んだで〜」という声をくださる皆さん、ありがとうございます。久しぶりに会った際も「実は読んでるよ」みたいなのはとてもありがたいです。おかげで飽き性な自分も10年以上文章を書くということを続けてこれています。2024年も皆さんにとってヘルシーでハッピーな1年になりますよう!

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