11月月報: Hi Vancouver、しずか、運動自炊睡眠

aerial view of island with bridge

所感

Hi, I’m in Vancouver

11月の半ばにカナダ・バンクーバーに移住した。移住というとなんだかおおげさだが、実際にやったことは飛行機予約するのと仕事をやめたくらい。ビザは結構色々あったけど、一旗揚げるぞ!とか莫大な予算もなく、まあ引っ越してみたという感じだ。ちょうど3週間弱くらい経った

そうそうビザである。海外に行くことを考える人に立ちはだかるビザ。日本で日本人をやってたり、あとは会社の派遣とかだとあまり気づきにくいが、自分がcitizenship(市民権)を持っていない国に滞在して働くというハードルは結構高い。国によってかなり違いがあり、特にアメリカは特にハードルが高い。「なぜカナダ?」と聞かれると、まぁカナダ行かなだと思ったわけだけど、ビザの要件が他国と比べても柔軟で行きやすかったというのは大きい。私は幸い相方が州立の大学に留学するのでその配偶者ビザということでかなりやりやすかった。「配偶者就労ビザ」という、配偶者が学校に行ってる期間(2年間)特に制限なく労働ができるというビザを(入国の際、空港で)取得した

— 以下入国の経緯を書いたものの割と細かいので必要なければskip —

とはいえ、公式のガイドを読み解いてビザの申請をするというのは結構手間なので、それは外部の機関にお願いして書類を用意してもらった(カナダには移民コンサルタントという正式な職種がある)。全部やってもらうというより言われた通りに書類を揃える感じなのだが、次なにしなきゃいけないんだっけ、と考えなくてはいけないのを外部化できたのはありがたかった

そんな感じで書類を準備して割と万全の体制で臨んだつもりだったが、空港ではひと悶着あった。到着、税関、荷物ピックアップをして空港のimmigrant officeへ。待ってる人は5-6人だったが1時間弱ほど待った。まあこれはそんなものかなという所感。その後名前を呼ばれて開口一番

「non-criminal record(犯罪経歴証明書)は?」

と聞かれる。特にそれは今回は必要がないはずの書類で移民コンサルタントにも言われてなかったので

「いや必要ないって聞いたっすけど」
「いやそれないと無理、じゃあ観光ビザで入ってから頑張ってくれ」

といきなり突き放される。まあ入ってからゆっくりビザ申請をしてもいいんだけど、と思いつつ、いやいやまじか.. とショックは隠せない。その後、そういえば保険でワーホリビザ(31歳になる月までギリギリ申請できるので去年とっといた)を持ってたのを思い出し、それを出したら急に

「なんやあんた、あるやんけ。それで入って後で切り替えや。まあ配偶者ビザ(期限約2年)も出せるけどな」
「はぁ..そうすか」

という対応になりワーホリビザ(期限1年)で入ることを勧められる。ワーホリビザは来る人がたくさんいるので対応にめちゃ慣れてるようだった。それでじゃワーホリで..となりかけたんだが、よく考えると結局また後で切り替えなきゃいけないからまた工数かかるやん、あれ?てか犯罪証明書はもうええの?!(藪蛇にならないように勿論言わない)となり、

「え、じゃあ普通に配偶者ビザもろてええすか」
(深い溜息とともに)「ええかあんた。あんたは既にワーホリビザの金を払ってんで。今日ワーホリビザで入ったらタダやねん。なんでわざわざ(約3万円)払って別のビザを求めるんや?」

と激pushされる始末。ここで折れかけたが、冷静に1年より2年の方がいいし、そもそも今はコストかからんでも後々かかりうるやんと思い、

「でもまた切り替えのときは同じ手続きと費用かかるっすよね?」
「せやで。でも今日はお金払わんでいい」

.. この人は足元のキャッシュフローと貨幣の現在価値を重視するスタイルの人なんだなァと独りごち、強い気持ちで、

「あ、じゃあ普通に配偶者ビザでオネシャス」

と言って、なんかぶつくさ言われたものの1時間後には無事に約2年間の配偶者就労ビザが発行された。正直言語力云々というよりも交渉?気まぐれ対応?みたいな力が求められるのでやはりビザ取得は一筋縄でいかないなァと思いつつ、客観的に考えると若干2時間で外国で働けるビザをもらえるというのはとてもありがたかった。日本では書類は用意していたが特に何の申請もしてないので。なおこの辺は年によっても変わりうるみたいなので気になる人はその時に要チェックです。

— ここまでskip —

しずかだ

来て割とすぐ、作家の西加奈子さんの「くもをさがす」を読んだ。バンクーバーに家族で数年の予定で移住したら、がんが見つかり、カナダでの闘病生活についてのエッセイである。その受け売りでもあるが、バンクーバーは「しずかだ」と感じる

人口はバンクーバー都市圏で300万人いないくらいなので、10倍の東京とサイズは全然違うし、ビルの数も違う。加えて山があり海があるので、自然がよく目に入るということもあると思う(バンクーバーはそんなに観光地があるわけでないので、四字熟語で言うなら「風光明媚」)。バスや電車、町中もそんなにギャンギャン広告やネオンがある感じではない。私が住むエリアはダウンタウンの中心街からは少し離れてて、海が近いこともあって淡々とランニングしてる人も多い

もちろん自分自身の状況の変化も大きいと思う。東京では、新卒の時ほどではないがそれなりに忙しく働いていたし、毎晩毎週末飲み会をしていた。こっちでは生活のセットアップ(それこそ銀行開設、州のIDの申請とか)をしつつ、なんか住んでみているという感じだ。フルタイムの仕事ではなく、いったん仕事は業務委託の仕事をぼちぼちやっている。あとはみな周りの人そんな気にしてないのもあるのかもしれない

時差もいい感じ。日本と19時間差があるので、こっちの朝の時間は日本の早朝。4時に起きる人とかを除けばSNSを見ても誰もいないので、見るものもメッセージもなく、穏やかに午前を過ごせる。作業集中しやすい。一方で日本の午前の時間は夕方なので、コールが必要でもやりやすい。日本ほどネットが早くないことを除けば、快適に作業や仕事はできる(サッカー中継が途絶えるのが玉に瑕)

関係ないけど、最近流行ってるこれ、いいよね。書くのに集中できるし、前職の社長から生温かいお便り*が届いたりします

*

運動、自炊、睡眠

運動

来て3週間弱、セットアップを除いてしたことと言えば運動、自炊、睡眠、という感じ。バンクーバーは走ってる人やチャリ乗ってる人も多いし、運動するぜという気になりやすい。海が近いのもあると思う。近所に無料のテニスコート(8面)、バスケコート(2面)、懸垂棒(2本)がある。来て3日目でついついバスケットボール/シューズも買ってしまった

ランニングはまだ放っといても体が走り出しちゃう感じではない(めっちゃ好きというわけではない)ので、meetupとかに参加しながら走りつつ、あとは近所のジムの体験に行きまくった。普通のジム、ヨガスタジオっぽいやつ(と思ったらEDMでグイグイ運動して汗かくやつだった、楽しかった)、ボクシングジム、クロスフィット。日中空いてるので、普通に火曜11時のクラスとか行くと、30人のヨガパンツ女性(半分以上がlululemon)とワタシみたいなシュールな感じになったが、誰も気にしてないので(よね、多分)いづらさはそんなない

結局は東京でも2年やってたクロスフィットジムに入った(似たことをやってるというだけで、系列は違う)。コミュニティ、というと大げさかもしれないが、ジムは割と頻度高く通うと実は毎週顔合わせるみたいな人も出てきて感情的なstickinessも高まるなと東京でも感じたので、割と得意というか、慣れたところから始めようと思った(ちなみに一番迷ったのは前述のスタジオのやつ)。あとバンクーバーは思ったよりサッカーが盛んというのも嬉しい誤算で、色々なところで(無料で!)使える芝生のコートがたくさんある。こっちでチームも入りたいなと思っている

自炊

自炊はずっと苦手意識が強かった。学生時代は一生すき家で飯を食ってた。契機は家電とコロナ。コロナで家でご飯を食べることが必然になったこと、それからホットクックという、私の人生を変えたといっても過言でない家電と出会ったこと。自炊に苦手意識の強い人からすると料理の暗黙知が軽減できる効能は大きい

バンクーバーにもホットクックを持ってきている(わざわざ4kg/2万もする変圧器をホットクックのために買った)。相方は日中ずっと学校、帰ってきてもずっと宿題を頑張っているので相対的に(てか絶対評価でも)ヒマな私が料理を担当している。担当というほど大したことはできないのだが、まあレシピを見ればand/orホットクックを使えば一定以上のものはできるのでそんな感じでやってる。これまでの蓄積が無なので、できることが広がる感じは面白い。今は気になったレシピ or 余ってる食材をGPTに投げてレシピ考えてもらう感じなので、スーパー行ってよしなにできる人になりたい

睡眠

酒はコンスタントに飲んでいる。というか、北米のIPAが好きなので、研究と称して毎日缶1本飲んでる。こっちのIPAはだいたい1パイント(≒500ml)なのと度数が高めなので、1本で割とガツンとくるので意外と日本でラガービールより飲酒量は減ってるんじゃないかと思う。ちなみにこちらで記録している。やってる人いたら友達になりましょう(id: nauyaaaaa)

その影響もあってか、睡眠スコアは高い。まあ朝何時までに起きないととかないのでそりゃそうやって感じだが、まあ健康なのはいいことだなと思う

1ヶ月の時間の使い方

今月 先月 増減
飲み会 4 33 -29
運動 14 2 +12

極端..

読んだ本・買った本

今月のベスト: くもをさがす

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河出書房新社
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ベタと言えばベタだが、バンクーバーといえばということで西加奈子さんのバンクーバー滞在記(≒がん闘病記)を読んだ。普通に引っ越してきたら、ひよんなことからがんが見つかり、コロナで日本も帰れないのでバンクーバーでの闘病の記録。かなり壮絶な状況だとも思うが、淡々と?書かれており、読んでいてしんどさはそれほどない。むしろおそらく住まれてた場所がめちゃ近い気がするので、普通に近所情報が参考になったりしたくらい。私はかなりルーズな(?)移住なのでそもそもハードな感じでもないんだが、来てすぐ読んだので、このハードな状況でも楽しみを見出して過ごされてたから、なんかやってけそうだなと感じられてよかった。

買ってよかったもの

日本で買って持ってきてよかったもの。それはズバリ(前日に)ドンキで買ったスーツケースである(ドン!)

例のごとく直前までパッキングをしてて入らず絶望していたわけだが(船便の巨大ダンボールx5と別にスーツケース2個+ボストンバッグが既にあった)、前日に吸い寄せられるように入った新宿のドンキで、日本のお菓子や化粧品、薬を爆買いして買ったスーツケースにそのまんま全部ぶっこむというザ・観光客ムーブをしたが、なんでもいいやと思って買ったこのスーツケースがびっくりするくらいなめらかに動くし、そして容量も広がるのでめっちゃいい。何よりいいのは、最悪壊れても高級品じゃなくていいやと思えること。カナダでも使い倒していきたい

観て/聴いて印象に残ったもの

聴いてというか聞いて、なのだが、私の推しの友人のプロジェクトを紹介したい

前月の月報で、鮨を喰らいながらちょっと魚の流通に思いを馳せる話を書いたが、一次産業という意味では近い林業周りの話。たしかに中学くらいの頃、日本地図みて、ほえー、7割は森なんだなこの国はと思ったことがある。農学部に進学したものの、特段そういうことには関わらずここまで来ているが、木って時間も手間もかかるが普通に数十円・数円とかで取引されてたりするという話を聞いてびっくりした。あんなに育つのに時間かかるのに・・

詳細は私がぺらぺら書くより読んでもらった方がよいが、そういうところに着目して「日本の木を使ったブランドを作る」という着眼点、まじで全国色々飛び回って森に入ってる(それこそタクシーもないし何kmも歩いたりとか)姿も素敵だし、なにより普通にプロダクトを素直に自分も欲しいと思えるのがいい。ちなみにまんゆ(友人)はバンクーバーに1年住んでたことがあり、ホストファミリー紹介してもらったりめちゃお世話になっている(アザス)

“Hinoki”は結構海外でもネームとして通じる。近所のいい感じの雑貨屋でも”Hinoki”を冠した芳香剤みたいなのが結構な値段で売っている(Hinokiを実際に使ってるのかはよくわからん)。それはいいとして、普通にはやく欲しいので誰か日本に届いたやつを持ってきてください。お礼にカナダの針葉樹の森へお連れします

ヤッホ〜〜〜〜〜〜って出だしがいいんだよなあ

今月の5枚

徒歩5分がビーチ。山も見える。いいでしょ

おーいお茶10$。おーーい

日々研究に余念がありません

体験にいったボクシングジムに謎にあったサウナ。入会しなかったけどサウナだけ入りたい・・

バンクーバーはこういうサッカーできる芝生めっちゃあって、drop-in参加もできるのでよい。26年W杯に備えます

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