スタンフォードで1週間合宿(1)

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2014年4月5-12日の1週間、スタンフォードの学生団体が主宰してるASES Summit2014というサミットに参加してきました。ASESってのはStanford Asia-Pacific Student Entrepreneurship Societyの略で、アントレプレナーシップ(起業家精神)をテーマにAsia-Pacific地域に注力して活動している学生団体。

なんか書いてたら長くなったので2つに分けました。(1)は何をしたかと印象に残ったコンテンツ、(2)はそれらを通しての学びをまとめました。

#何したか

サミットでは教授、ベンチャーキャピタル、起業家の方々のそれぞれの視点から話を聞いたり、会社訪問、それから3−4人一組でプレゼンコンテストもしました。

 

話を聞いた方々

-Phil Libin(Evernote CEO)

-Mike Curtis(AirBnB VPEngineer)

-Gary Tan(Y-Conbinator partner)

-Navin Jain(Moon Express founder, 資産家###)

-Richard Dasher(スタンフォード教授)

 

その他

-D-schoolの学生による「デザイン思考」講座

-簡単なコーディング講座

-Google本社訪問

-スタートアップのインキュベート機関訪問

-プレゼンコンテスト

 

#印象に残ったコンテンツ

全てについて書いてくと際限なさそうなので印象に残ってるものをピックアップして書きます。

・Evernote CEO Phil Libin

クラウドノーティングとして有名なEvernote社のCEO。僕自身も課金して使ってるほど好きなので超あげぽよでした。

Philはとても素直で、そして謙虚な方でした。起業から6年経ち、周りからは成功した起業家として見られることが多いけれど、自分としてはまだまだと思っているそうで、”What do you think was the most important factor to become a successful CEO?”という質問には”I’ll get you back once I become a successful CEO.”とサラリ。起業した3人のエンジニアの中でなぜ自分がCEOになったのか、と言う質問には「当時エンジニアの仕事は社長業務より重要で、自分が一番コーディング(プログラミング)能力が低かったから」と。また今だに自分がCEOに向いてるのかはよくわからない、そもそも自分はシャイで人前で話すのが苦手だったとも話していました。Evernnoteの本社が5階建てのビルに移り、移動にエレベーターを使うことになったのだけれど、エレベーターで社員と居合わせた時にCEOとしてどう振る舞うべきなんだろうというのが最近の悩みらしい。「よし今日はニコニコしてみようとしたときは奇妙に映って終わったし、『仕事どうだい』って声をかけることにしたら今度はエレベーターを出た後も話を続けるべきなのかわからなくて困った」とか。起業当初の事業計画について話の話では”We made 6 years-plan instead of 5 years bevause it sounded so soliasit”というジョークも忘れず。またEvernoteは「100年続く会社を」ということをテーマに掲げていることが特徴。数年で潰れる、もしくは大企業に買収されるのを目標に掲げるスタートアップが多い中で、彼は今まで起業して売却した2社とは違いEvernoteに非常に愛着を持っているそうで、その思いを色々と聞きました。「100年続く会社を、と思うからこそ6年経った今もこれからも自分自身はまだまだスタートアップだと思うし、次のCEOを選ぶのでもすごく慎重に検討している」とも話していました。

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全体を通して威張ることなく自然体で、かつ緊張気味に話してたのが好印象でした。CEOっていうのは、威圧感とは行かないまでも自信にあふれてオーラ満載なイメージがあるけれど、彼はどっちかというと「CEOってまじ大変で俺割と向いてないと思う」くらいのスタンスでなんか親しみが持てました。一方で「周りの人を見ていて、自分のしていることに全て自信を持っている人よりも少し自信ないくらいの人の方が結果出してること多い」とも話していて、なるほどそういうものなのかと思いました。

 

・AirBnB VP Enfineer Mike Curtis

AirBnBは最近流行りの、一般市民が自分の家を期間限定で人に貸せるサービスのプラットフォーム。起業から4年で今は192カ国に広がってるそう。話をしてくれたMikeはもともとはYahooでエンジニアとして高い地位にいて、そこからFacebookに転職、そして更なるチャレンジを求めてAirBnBへ移ったという経歴。Facebookの仕事はすごく楽しかったけどAirBnBから”We need you more than facebook needs you.”と請われ移ったのだとか。試しに”What if I tell you that our student organization needs you more than AirBnB needs you?”と聞いてみたところ”Oh yeah, then I’ll be there.”と。長身イケメンで返しも上手く、素直にエンジニアかっこええなぁ.と思いました。

 

・Google本社訪問

何度か映像や記事では見たことのあるGoogle本社(マウンテンビュー)。ビリヤード台があったり、レゴがあったり、滑り台があったりで遊び心満載。基本的に従業員は社内のどこで働いても良いそうで、よく子供の遊び場にある↓でも仕事ができるそう。

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 なぜ滑り台?!

あとどこからでも100歩以内圏内にキッチンがあって、飲みほ食べほ。訪問者も自由に飲み食べしていいとのことだったのでここぞとばかりに食いまくってた貧乏性のわたし。チーズムースが最高に美味かった。

 

・韓国出身の起業家

スタートアップのインキュベート機関を訪問した時に韓国出身でシリコンバレーエリアで起業した人の話を聞きました。大学院を出たばかり、24歳の好青年。アメリカ生まれのアジア人で起業ってのはちょくちょく聞いたりするのだけれど、彼は大学院に進学するまでアメリカに行ったことがなく、韓国生まれ韓国育ち。大学院在籍中の夏休みに8週間でサービスを作成(プログラミング)し、それで起業したそう。VERLOCAL##といって観光地で現地の一般市民(登録制)に一定額を支払い案内してもらうサービス。京都にあるMeetUSと近いかな。まだサンフランシスコしか対象にしていないし、自身でも本当に始めたばかりでこれからどうなるかも分からないと言っていたけれど、同じアジア人で20を越えてから海外に出て起業している人もいるのだなぁと、なんだか元気をもらった。

 

・プレゼンコンテスト

フィリピンとインド人の参加者と一緒にヘルスケア分野のビジネスアイデアを考えて最終日にプレゼンというグループワークを1週間行ったのだけれど、これが色々と大変だった。特にインド人がすごい。数人のインド人だけで一般化させるのも良くないと思うのだけれど、ともかく良くも悪くも勢いがすごい。自分の主張には絶対の自信を持ち曲げないし、英語のアクセントが強くて周りに聞き取ってもらえなくてもひるまないし、周りの助けが必要であればぐいぐい声をかける。今思うと自分も小さいことにこだわりすぎたなぁと思うのだけれど、プレゼンの準備をしている際に、なるべくスライドをシンプルにまとめようとする自分とできるだけ情報を詰め込もうとする彼の意見が対立したことが何度もあった。どうせスライドに字を詰め込んだって聴衆は見ない、口で説明すればいいと言っても彼は絶対首を縦にふらず、情報を入れるべきだと言いはる。僕は僕で自分が正しいと思うし、彼もそう思ってる(自分の方が論理的に議論してたとは思うが)。こういった状況で相手を納得させるのは難しく(というか説得は無理)、結局はお互い歩み寄って妥協点を見つけるしかない。はじめは「こうしたい」という形があっての議論だったものの段々ととにかく自分の主張を通したいという様な感情的な議論になってしまった。結局はお互い譲歩して落ち着いたけれど、振り返ってみると別に自分の主張が120%正しかったと言えるわけではないし、そもそもそんなにエネルギーを注ぐ価値のある箇所だったのかも怪しい。名を捨てて実をとるというか、本当のところ自分は何を実現したいのか、それを実現するためにもどういう議論の進め方、もしくは譲歩の仕方が必要なのだろうかということを改めて考えさせられた機会だった。日本人のみでやる場合は、共有してるバックグラウンドがあるから、意見は対立してもどう帰着させるかのプロセスやその程度はある程度予想がつく。その上、年齢の上下関係というシステムによってこのへんがスムーズになってる部分もある。すなわち、(それが良いかどうかは別として)意見の質に関わらず後輩は先輩の意見を尊重するし、迷った時は先輩の言うことはある程度正しいとなる。これが全く異なるバックグラウンドの人たちでの話し合いになると、自分の意見が正しいということを証明するのが途端に難しくなる。そもそも正しいってなんなのか、どういうプロセスで合意に持ちこむのか。これから仕事でそういう機会もあるだろうし、まだまだ鍛錬が必要だなとひしひしと感じた。そういう意味で良い機会でした。まぁやってる時はキィィ!!とイライラばっかしてたけど。

 

おーわり

次は考えたことと学びについて書きます

 

 

 

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